2009 |
07,31 |
昨日、浄水場のはたらきを調べたから、浄水場についてはわかった。
でも、最近よく『高度浄水処理場』ってよく耳にするけど・・・
どんな高度な処理をしてくれるんだろう?
水をきれいにしてくれるんだろうなぁとは思うけど、、、
気になったので調べちゃいました。
高度浄水処理・・・
通常の浄水場では、「塩素」という薬品を2回使う。
1度目は、アンモニア態窒素や鉄などを取るために注入され、
その後、砂や砂利層でキレイにろ過された水に消毒のために
2度目の塩素が入れられる。
高度浄水処理は、
通常の処理では十分に対応できないカビ臭やカルキ臭、
発がん性が疑われるトリハロメタンという怖い物質を
なるべく出さないようにするための工夫として
塩素注入の代わりに、
「オゾン処理」と「生物活性炭吸着処理」を
行っている。
塩素は、その強力な殺菌力でバイ菌を
殺菌する薬品だが、
その反面、水中の有機物と化学反応を起こして
トリハロメタンを生成してしまう。
また、水の味を損ねる大きな原因にもなってしまい、
現代の浄水処理では避けて通れない。
だからこそ、水道水質の問題を抱えている人口密集地の東京や
大阪の一部浄水場で高度浄水処理が取り入れられた。
高度浄水処理の水は、
以前の水と比べると格段においしくなったらしい。
だけど塩素消毒が無くなった訳ではない。
浄水場から各家庭までの配水途中、
何かの原因で万一菌に汚染されたとしても、
殺菌できる能力を保つことが水道法で定められているから。
ちなみに日本では残留塩素濃度0.1ppm以上という決まりはあるが、
上限が定められていない。
場所によってはプール(0.4ppm)以上の塩素が
入っている場合もあるんだ。(ppm=mg/リットル)
家庭排水はもちろん、農業や工場排水も入っている河川の水を、
いつでも飲めるようにキレイにしてくれるのが
浄水場のはたらきだということはだいぶわかりました(^O^)
だけど・・・
問題点も少なからずありそうですね。
狭く急峻な国土での日本では、
降り注いだ雨が一気に海に流れてしまうため、
ヨーロッパなどのようにゆっくりと時間をかける
緩速ろ過方式は取りにくい。
だから今の私たちの生活には、
瞬時に水を処理できる急速ろ過方式の恩恵は
大きいのかもしれないですね。
↓参照サイト↓
東京都水道局