2009 |
07,30 |
«浄水場のはたらき»
ところで、浄水場って何しているの?
普段、私たちが利用している水道水。
当たり前のように使っているけど、
蛇口をひねるだけで安心して口にできるのは
浄水場のおかげなんだよなぁ・・・・・なんて
しみじみ考えちゃいました。
この水道水を作ってくれている浄水場っていったいどんな働きを
しているんだろう。。。
小学校で見学に行ったおぼえはあるけど、
具体的に何をしてくれていたのか憶えていない(ToT)
悲しいので、あらためて調べちゃいました。
浄水場・・・
ではまず基本的なところから。
川から取り入れた水(原水)を、水道水にするところが浄水場。
①沈でん、②ろ過、③消毒
という3つの段階で浄水処理を行う。
戦前の日本では、「緩速(かんそく)ろ過方式」といって、
細かな砂の層に1日3~6mのゆっくりとした速さで
水を通し、
砂層に存在する微生物の分解作用によって
水の浮遊物などを取り除いていた。
この方法では、細菌やイヤな臭いなども
一緒に除去できていた。
だから、薬品を使わず、
自然にやさしい浄水方法といってもよさそうですね。
でもこの方法では、
水を作るのにとても時間がかかってしまう。
大きなろ過池が必要なこと、
ある程度原水がきれいでなくては浄水機能が
追いつかないなど、
水を大量に利用するようになった現代では、
色々な問題も発生してしまったようです。
そこで戦後登場したのが
現在の「急速ろ過方式」というもの。
「急速ろ過方式」のおかげで
薬品を使って大量に瞬時に
水道水を作れるようになった。
今の日本では急速ろ過に頼っていて、
戦前ほとんどが緩速ろ過方法だったのに対して、
今ではたったの5%しか残っていないそうです。
少し残念な気もしますね。。。
↓参照サイト↓
東京都水道局