2009 |
10,01 |
«水質汚染・・・»
普段、あまり気にすることなく利用している“水”。
どれだけ、排水されて地球を汚しているのだろう。。。
水質汚染について調べちゃいました。
水質汚染・・・
私たちの生活に無くてはならない水ですが、
その一方毎日の暮らしの中で一人当たり毎日約200~300リットルの水を
生活排水として使用しています。
(生活排水とは、トイレ、台所、風呂、洗濯など日常生活からの排水のことで、トイレの排水を除いたものを生活雑排水といいます。)
水がどんどん汚れてしまう原因の約70%が
家庭からの生活排水と言われています。
中でも、炊事から出る使用済みの油や洗濯に使う洗剤などが
水を汚す原因とも言われています。
一度汚された水は、なかなかきれいな水には戻りません。
きれいな水を汚すのは一瞬でも、汚れてしまった水を
きれいな水に回復させるのは大変なことです。
では汚れた水をきれいにする為には
いったいどれくらいの水が必要なのでしょうか?
魚が住めるまでのきれいな水に戻そうとした場合の例です。
◆ ひとり分のラーメンの汁(300ml)を流し捨てた場合
・ 汚れ具合(BOD) -------------41,000mg/ℓ
・ 回復に必要な水の量 -------浴槽8.2杯
◆ お椀1杯(200ml)のみそ汁を流し捨てた場合
・ 汚れ具合(BOD) -------------31,000mg/ℓ
・ 回復に必要な水の量 -------浴槽4.1杯
◆ 米のとぎ汁を2リットル流し捨てた場合
・ 汚れ具合(BOD) -------------900mg/ℓ
・ 回復に必要な水の量 -------浴槽1.2杯
◆ コップ1杯(200ml)のビールを流し捨てた場合
・ 汚れ具合(BOD) -------------90,000mg/ℓ
・ 回復に必要な水の量 -------浴槽12杯
◆ コップ1杯(200ml)の牛乳を流し捨てた場合
・ 汚れ具合(BOD) -------------120,000mg/ℓ
・ 回復に必要な水の量 -------浴槽16杯
上記を見ても一度汚れてしまった水がきれいになるのには、
こんなにたくさんの水が必要という事に驚きます。
家庭でできる生活排水対策として、
お皿に残った油や食べものの残りカスなどは紙でふき取る、
洗剤やシャンプーは適量以上に使いすぎないようにするなど、
どんな小さなことでも生活の中で一人ひとりが
意識することによって私達の大切なお水は守られていくのだと思います。
※BOD ・・・ 水中の有機物が微生物の働きによって
分解されるときに消費される酸素の量のことで、
河川の有機汚濁を測る代表的な指標。
我が家では元栓浄水器を利用していますが、
この浄水器を通したお水も河川にやさしさを届けているようです。
どういうことかというと・・・
浄水器を通したお水は塩素がないので、
河川に住むバクテリアにやさしいようです。
塩素が流れると、河川をきれいにしようとがんばっている
バクテリアを死滅させてしまうのです。